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最終更新 2005年3月

  石材図鑑ロゴ−平塚の街でみられる地球の歴史−




 暮らしの中にはいろいろなところに石材があふれています。街角の外壁、神社の鳥居や狛犬、公園の縁石やモニュメントなどの他、一般住宅の塀や生け垣基礎、庭の飛び石や沓脱石など、様々な場所にいろいろな用途で利用されています。平塚市域では、小田原の根府川石が縄文時代中期の住居の敷石として使われていたことが、岡崎小学校の発掘調査で明らかになりました。箱根火山の根府川石や小松石、東丹沢の七沢石は江戸時代より石工により開発され、庶民と深いつながりを持って石塔などに利用されてきました。相模川・金目川・水無川・酒匂川などの流域の河川敷からは、かつて数多くの玉石が採取され、石垣などに使われてきました。こうした石材も、現在では箱根火山の石材を除くと、ほとんど他地域や外国石材に置き換わってきてます。身近な石材を見直してみると、そこには流域の大地の成り立ちを示す様々な情報が隠されています。平塚にいながら、相模川の上流の大地の様子や箱根火山の活動のようすを知ることができるばかりでなく、遠い九州の岩石についてや、日本には存在しない20億年も前の地球創世紀の太古の大陸の様子を想像することもできます。ぜひ、身近すぎて見過ごしてしまう石材について、見直してみてください。新しい発見が必ずあるはずです。ここでは、そんな興味を是非持っていただきたく、石材図鑑を作りました。
  
  文献:「街の中の石材−地球からの贈り物−」 平塚市博物館 秋期特別展展示解説書 2000
      「石材ウォッチング−街の中の石材調べ−」 平塚市博物館ガイドブック20  2002
※詳細については、上記2冊の出版物をご覧下さい。
※石材図鑑のコンテンツは博物館の地学サークルである地質調査会会員の協力で作成しています。
※継続的に順次アップしていきます。

 深成岩類1 (白色花崗岩:白みかげ)  深成岩類2 (白色花崗岩:白みかげ)
 深成岩類3 (桃色花崗岩:桃みかげ)  深成岩類4 (赤色花崗岩:赤みかげ)
 深成岩類5 (赤色花崗岩:赤みかげ)  深成岩類6 (巨晶花崗岩:巨晶みかげ)
 深成岩類7 (巨晶花崗岩:巨晶みかげ)  深成岩類8 (巨晶花崗岩:巨晶みかげ)
 深成岩類9 (錆び花崗岩:錆びみかげ)  深成岩類10 (錆び花崗岩:錆びみかげ)
 深成岩類11 (ハンレイ岩:黒みかげ)
 火山岩類1 (六方石)  火山岩類2 (鉄平石)
 火山岩類3 (富士溶岩)  火山岩類4 (箱根溶岩[小松石])
 火山岩類5 (箱根溶岩[箱根赤ボサ石])  火山岩類6 (箱根溶岩[根府川石])
 火山岩類7 (伊豆と山梨の火山岩)
 凝灰岩類1 (七沢石)  凝灰岩類2 (鎌倉石・房州石)
 凝灰岩類3 (大谷石)  凝灰岩類4 (小室石・伊豆若草石)
 凝灰岩類5 (白河石・芦野石)  凝灰岩類6 (佐久石・八女石)
 堆積岩類1 (粘板岩:玄昌石・稲井石等)  堆積岩類2 (砂岩:多胡石・出雲石等)
 石灰岩類1 (トラバーチンなど)  石灰岩類2 (石灰岩)
 石灰岩類3 (大理石)
 変成岩類1 (三波石・武蔵青鉄平石)  変成岩類2 (伊予青石)
 チャート・蛇紋岩 (佐渡赤玉・貴蛇紋)
 玉石1 (相模川系・水無川系)  玉石2 (酒匂川系・河内川系)
 玉石3 (富士川系)  玉石4 (珍しい玉石)
 砂利  
街の中の石材を調べる
▲街の中の石材を調べる

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