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−平塚の街でみられる地球の歴史−
深成岩類 2(白色花崗岩:白みかげ)
▲塩山みかげ
(角閃石黒雲母花崗閃緑岩)
▲ひび割れが特徴な塩山みかげ(亀甲石)の石垣
山梨県塩山市上萩原 裂石産 平塚市浅間町 崇善小学校東側 甲府花崗岩体 徳和型, 1000-1100万年前 塩山みかげは中粒の花崗閃緑岩で、中新世の徳和型花崗閃緑岩体に属します。有色鉱物に富み色指数が高く、捕獲岩を多量に含んでいるのが特徴です。甲府花崗岩体は、丹沢と同じグリーンタフからなる御坂山地と、四万十帯からなる関東山地の境界部に貫入しています。塩山みかげは四万十帯を貫く深成岩体です。塩山みかげは磁鉄鉱を含む磁鉄鉱系にあたりますが、同じ岩体にある新鞍馬石は、磁鉄鉱を含まず磁硫鉄鉱を含み、酸化して錆みかげとなります。 ▲塩山みかげの大採石場 (人物に注目) ▲塩山みかげ のシュリーレン(シュリーレンは有色鉱物が集まった縞状部をいう) 山梨県塩山市上萩原裂石 山梨県塩山市上萩原裂石 ▲中国G603 (黒雲母花崗岩) ▲植裁基礎に使われている中国G603 中国福建省福州産 平塚市浅間町 コンフォール平塚 1億年前 白亜紀前期 中国産の白みかげの代表格で稲田みかげに似ています。中粒ですが、正長石の大型斑晶が目に付きます。有色鉱物は細粒です。 ▲モンシーク(普通輝石霞石閃長岩) ▲マンション入口床のモンシーク ポルトガル モンシーク産 平塚市平塚5丁目 第三紀 モンシーク岩体(下部石炭系に貫入) 石英を殆ど含まず、アルカリ長石に富む深成岩を閃長岩といいます。石英と斜長石をほとんど含まず、灰色の長柱状の霞石が顕著に見られます。有色鉱物にはチタン輝石・磁鉄鉱・蛇紋石化したカンラン石が含まれます。暗灰に白かすり入り模様が特徴的です。 スケールバーは1cm
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