わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

流星観察会 月面衝突閃光協働観測キャンペーン

流星観察会 月面衝突閃光協働観測キャンペーン

月面衝突閃光と衝突後の月面


第2回月面衝突閃光観測キャンペーンの観測期間終了について

第2回月面衝突閃光観測キャンペーンは終了しました。ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした。観測期間中、平塚における学芸員の観測では、11月7日(晴れ)、8日(晴れ)、9日(雲多め)、11日(夜露あり)に動体検知を実施し、2つの閃光を得ることができました。詳細については閃光時刻のページに記載しています。捉えた方も、捉えられなかった場合も、こちらのフォームから観測結果をご報告いただけると幸いです。
観測キャンペーンは今後も実施する予定です。ぜひご参加ください。

第2回月面衝突閃光観測キャンペーンの概要

月面衝突閃光とは、月面に隕石が衝突する際に見られる、一瞬の発光現象です。明るい閃光であれば小型の望遠鏡でも観測することが可能で、複数地点からの協働観測が有効です。11月はおうし座流星群に由来する月面衝突閃光の観測条件が良く、閃光の出現が期待されます。

平塚市博物館には、市民と学芸員が一体となって、調査研究や教育普及、展示に取り組む、年間会員制のワーキンググループがあります。ワーキンググループの1つ、流星観察会では、各家庭のベランダや屋上にカメラを設置し、流星のもとの砂や小石がどこからやってくるのか調べています。流星観察会では、月面衝突閃光を協働で観測する、市民参加型のキャンペーンを展開し、観測データを募集します。月面衝突閃光を定常的にモニタしている観測者は国内にほとんどおらず、多くの方の参加を募集します。

観測の期間

 2024年11月6日夕方から11月11日夜まで


観測の対象

 おうし座南&北流星群出現時期の月面衝突閃光


観測の方法

 月の夜側全体を望遠鏡やレンズ、カメラで連続撮影

 

参加対象者  

 月の夜側を連続的に撮影できる方
 (手動追尾やスマート望遠鏡も可)

 

参加の流れ  

 参加者が月の夜側を連続撮影

    ↓  

 館が本WEBページで閃光出現日時を通知

 (11月15日頃までに通知予定)

    ↓  

 参加者が映像を確認して博物館に提出

 (12月下旬頃までの提出)

    ↓  

 平塚市博物館流星観察会がデータ整理

    ↓  

 本WEBページや館SNS、館紀要で結果公表

 

結果の活用  

 本WEBページや館SNS、館Youtube、館紀要、展示、図録

 

映像著作権  

 提供いただく画像や動画は当館の教育普及活動で活用しますが、著作権は撮影者に帰属します。

 

中止リスク

 悪天候が続いて閃光の有無が不明の場合や、晴れが続いても閃光自体がなかった場合、本キャンペーンを中止します。

 

担当学芸員  

 藤井大地

 

協力  

 日本大学理工学部航空宇宙工学科 阿部研究室

 

過去のキャンペーンの実績

 ・第1回2024年8月8日夕方から8月13日夕方(ペルセウス座流星群)
 観測期間中に月面衝突閃光が発生しましたがやや暗く、市民との同時観測は成立しませんでした。
 このとき、流星観察会内では4名が異なる場所から観測しました。

 

広報ちらし  

月面衝突閃光協働観測キャンペーンちらし(pdf)



月面衝突閃光協働観測キャンペーンちらし