平塚市博物館流星観察会
平塚市博物館 流星観察会
流星観察会とは
平塚市博物館には、市民と学芸員が一体となって、調査研究や教育普及、展示に取り組む、年間会員制のワーキンググループがあります。ワーキンググループの1つ、流星観察会では、高感度カメラを使って流星を動画で撮影し、流星のもとの砂や小石がどこからやってくるのか調べています。このページでは流星観察会の活動内容や観測結果について紹介します。
おもな活動
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流星観察会会員の自宅を中心に観測拠点を設け、合計30台ほどの高感度ビデオカメラを協働観測視野に向けた、同時多点流星観測ネットワークを運用しています。年間で約5万個の流星の動画を撮影し、各会員が流星の発光位置、等級などを測定しています。得られた流星のデータから、流星の放射点、地表経路、軌道要素を計算し、年間で5千個ほどの流星の故郷を明らかにしています。月に1回ほどの定例会では、流星観測用の機材の制作やデータ解析の実習、観測に向けての情報交換などを行っています。また2024年からは、月面への隕石落下に伴う発光現象「月面衝突閃光」の協働観測キャンペーンを実施しています。
同時に観測した明るい散在流星
各家庭のベランダに設置しているカメラ
2023年に観測した流星の軌跡(黄色い線が流星の軌跡、白い線は地上に投影した軌跡)©google
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