自然探偵と花の名の由来<秋の巻>
(2001.10)
稲の刈り入れもすっかり終わった秋の谷戸に、おなじみの3人組がやってきました。博君、物子(ブッ子)ちゃん、そして自然探偵です。
博「秋って気持ちがいいよね。今日はよく晴れてるし。」
物「澄み切った青空に赤トンボかあ。のんびるするわね。」
探「ブッ子ちゃんも今日はきげんがいいみたいだね。
物「あら、私はいつも上きげんよ。ねえねえ、探偵、さっきから見てると、道ばたにいろんな花が咲いているけど、平塚には何種類くらい草花があるの?」
探「そうだなあ、草も木もシダも入れた全体だと1000種類くらいかな。そのうちで、目立つ花をつける草だけでも300種類くらいはあるだろうね。」
博「ええ、そんなにあるんだ。とても覚えきれないや。」
探「いっぺんに全部覚えようと思っても無理だから、少しずつ頭に入れていけばいいんだよ。そうだな、最初に覚えやすいのは、どうしてその名前がついたのかよく分かる草だよ。」
物「それって、秋の花だったらどんな種類があるの?」
探「それじゃ、いくつか紹介していこうね。ところで、話は変わるけど、9月に出した宿題を覚えているかい?」
博「ジョロウグモの網を虫めがねで観察するっていうのでしょ。僕、ちゃんと調べたよ。」探「じゃあ、後で博君のかいた絵を見せてもらおうね。」
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