コウヤボウキ(高野箒) (2001.10)
探「雑木林に行くとね、この花がよく咲いている。平塚でも土屋や吉沢でよく見つかるんだけど、コウヤボウキという名前がついている。」
博「また、ずいぶん長い名前の草が出てきたな。ホウキは分かるけど、コウヤって何?」
探「高野山(こうやさん)っていう名前を聞いたことがないかい。和歌山県にある有名なお寺の名前なんだ。その高野山で、この植物をたばねてホウキに使っていたので、この名前がついたそうだよ。」
物「確かに、枝が細くてかたそうだから、ホウキにはちょうどいいかもね。」
探「ところで、コウヤボウキにそっくりの植物にオケラというのがあるんだ。」
博「ほんとによく似てるね。こっちの方が花が大きいみたいだけど・・。」
物「オケラって虫の名前じゃないの?」
探「そうそう、虫にもオケラがいるね。でも植物の名前は、その虫とは関係がないらしいし、なぜそんな名前になったのかよく分からないんだ。」
博「なあんだ、草の名前にはなぜついたか分からないのもあるんだ。」
探「なにしろ、大昔につけられた名前もあるからね。」
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