自然探偵と市民の木クスノキ (2004.4)
探偵「君たち、二人とも平塚市民だよね。」
物子「なに、当たり前のことを言ってるの?春だからねぼけてるんじゃない?」
探偵「それじゃあ、平塚の市民の木(みどり公園課/市民の木と花はこちらを)は知ってるよね。」
博「それくらい常識、常識。ぼくたちの学校にも大きな木があるよ。クスノキでしょ。」
探偵「そうか、知ってたか。クスノキは好き?」
物子「おおらかな感じがするのが好きね。いかにも樹木っていう貫禄(かんろく)を感じるわ。」
探偵「クスノキは昔から生活に役だった木でもあるんだ。樟脳(しょうのう)という防虫剤がとれるのは聞いたことがあるだろ。材木は、大昔は丸木船を作るのに使われたらしいし、仏像をほることも多かったというよ。そんなことで、あちこちにさかんに植えられた木でもある。平塚のクスノキもみんな人が植えたものと考えていいんだ。」
博「そう言えば、雑木林なんかには生えていないね。」
探偵「ところで、クスノキの花は見たことがある?」
博「そう言われると、クスノキの花ってどんなんだろう。なんか印象に残っていないな。」
探偵「小さいし、黄緑色の地味な花だからね。君たちもクスノキについて知らないこともあるわけだ。」
博「そんなにもったいぶらないで、ほかにどんな見所があるか、教えてよ。」
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