みんなの自然アルバム 第14号の2 (2006年3月)
特集/金目川に飛来したコハクチョウ
中州で草を食べる 06年2月11日 劔持瑞穗 |
飛び立ち 05年12月16日 下倉紘一 |
アップ 06年2月4日 松井慎吾 |
|
3羽の顔 06年2月5日 金子典芳 |
2005年12月から2006年2月にかけて、平塚市北金目の金目川に3羽のコハクチョウが飛来しました。これは、平塚市内としては初めての記録でした。3羽は、中州で休んだり、くちばしで草を引きちぎって食べたりしていました。この3羽は、どれも首から頭にかけてが灰色をしていますが、くちばしの色の状態には大きな差がありました。千葉県我孫子市にある山階鳥類研究所の柿澤亮三先生にお尋ねしてみたところ、3羽とも昨年生まれの幼鳥で、くちばしの色の差は、今までの栄養状態によるものだろうとのことでした。上の写真の右奧に見える個体がいちばんくちばしの黄色と黒の模様がはっきりしているので、いちばん成長が進んでいるということになります。ちなみに、コハクチョウの成鳥では、くちばしの模様は個体差が大きく、それを使って個体識別ができるほどです。もし、今年金目川にやってきた個体が来年も来るようなことがあれば、その顔で確かめることができるかもしれません。(コハクチョウの写真は こちらも ご覧ください。)