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「相模川の生い立ちを探る会」 活動の記録
第165回 2005年10月16日 「大地をめぐる石の旅」展示解説
■ 科学教室での講義と特別展会場での解説
今回は野外の予定を変更して、特別展「大地をめぐる石の旅」の展示解説となりました。森先生により記念セミナーで発表される「石ころのふるさとを探る」の内容を講義していただきました。
相模川、金目川、酒匂川流域の地形図や相模湾海底地形図についての講義では、河川が何万年もかけて作った段丘や平野のできる様子、相模川・酒匂川からつづく海底谷や沖ノ山堆列の海底地形と陸上地形との関係、砂の粒度組成の分析結果について講義していただきました。
そのあと特別展会場に移り、展示の解説をしていただきました。最初は世界と国内各地の砂を展示し、入った最初の三角コーナーでは石ころを並べて河原を再現しています。続いて小仏層群、丹沢、富士、箱根等の岩石が生まれ毎に展示してあり、砂のコーナーでは流域毎に分けて展示されています。砂は5種類の砂が基になり、ブレンドされてカクテルに入っています。砂のグラスは採集地と拡大写真のコースターの上に置かれ、日本酒になぞらえて瓶詰めされた流域の砂は、しゃれた雰囲気となっています。
(K.T.)
▲プロジェクターを使って、特別展の解説を聞く。 | ▲展示室前の通路に展示された、世界の砂と日本の各地の砂の説明を聞く会員。 |
▲三角コーナーでは、実際の川原の様子を再現している展示の解説を聞く。 | ▲衝突・付加していった丹沢などの岩石や、噴火した箱根や富士の火山岩の由来を聞く。 |
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