自然探偵と緑色のカエル （2004.6） 自然探偵と緑色のカエル （2004.6）
博「ねえ、ねえ、探偵。見てほしい写真があるんだけど。」
物子「そうそう、その写真のことでクラスで大もめしたのよね。」
探偵「どれどれ、見せてごらん。へえ、カエルの写真かあ。」
博「問題は、そのカエルが何ガエルかということなんだ。」
物子「博君や私は、これはアマガエルだって言ったのよ。緑色のカエルって確かアマガエルじゃなかったっけ。」
博「ところが、ほら探偵も知ってる平君が、アオガエルだって言い出したんだ。観察会でアマガエルのことを教えてもらったけど、顔にもっとはっきり黒いすじがあったって言うんだよ。それで、図鑑でも調べたんだけど、はっきりしなくてね。なにしろ平君は強情（ごうじょう）で、自分の意見を変えないから大もめというわけ。」
探偵「君たちも強情だったんじゃないのかい？」
物子「それはともかく、正解は何？」
探偵「結論から言うと、これはアマガエルだね。平君の言うアオガエルは、シュレーゲルアオガエルのことだと思うけど、いくつか違いがある。それともう一つ神奈川県にはモリアオガエルというのもすんでいるから、今日はその３種類について紹介してみようね。」
→ アマガエルとシュレーゲルアオガエル
→ アマガエルはどこにいる？
→ 色違いのアマガエル
→ シュレーゲルアオガエルはどこにいる？
→ なぞの多い神奈川県のモリアオガエル
→ 自然探偵のトップへ
→ 平塚市博物館トップへ