シュレーゲルアオガエルはどこにいる? (2004.6)
博「シュレーゲルアオガエルも田んぼに行けば見つかるの?」
探偵「そうでもないんだよ。地図を見てごらん(『自然と文化』12号参照)。」
物子「アマガエルよりもずっと少ないんだ。土屋の方にしかいないみたいね。」
探偵「シュレーゲルアオガエルの場合は、田んぼのあぜの土の中に泡にくるまれた卵を産む(下の写真)。産卵の時期もアマガエルよりも早くて4月から5月にかけてだ。だから、その頃におたまじゃくしが暮らせるような水のある水田が必要なんだ。そういう場所が、今では丘陵地の谷戸田(やとだ)にしか残されていないということだね。」
博「じゃあ、減ってきているカエルっていうこと。」
探偵「その通りだ。シュレーゲルアオガエルの美声をいつまでも聞きたいものだけどね。」
→ 自然探偵と緑色のカエル
→ 自然探偵のトップへ
→ 平塚市博物館トップへ