「地球科学野外ゼミ」活動記録
第17回 2019年11月16日(土) 野外:酒匂川~山王川河口 【海岸地形と砂鉄】
▲酒匂川河口右岸側の砂浜(小田原市東町)。海の向こうには大島がかすかに見えます。
▲酒匂川左岸にある酒匂の渡し碑。 | ▲酒匂橋からみた酒匂川。酒匂川はおおむね現在のプレート境界上を流れており、川を境に右岸側はフィリピン海プレート、左岸側は北米プレート(大陸プレート)になります。 |
▲酒匂川河口原点から0.2 ㎞の地点。左下に国土地理院が設置した標識があります。ちなみに河口原点(0.0 ㎞地点)は、ほぼ海中に位置しています。 | ▲酒匂川河口右岸側の海岸にみられる砂鉄(黒色部)。風で砂が運ばれてできた凹凸(風紋)の、凹部に濃集しています。 |
▲山王川左岸からやや東側の砂鉄の濃集部。 | ▲すこし内陸に入って蓮上院土塁を観察。豊臣秀吉による小田原城攻めに対し、小田原北条氏が築いた総構の一部で、ここより少し東を流れる山王川に平行に築かれているようにみえました。 |
参考文献:小田原市教育委員会編, 2016, 酒匂遺跡群 ― 砂丘上に広がる酒匂川左岸の遺跡 ―. 小田原の遺跡探訪シリーズ11, 小田原市教育委員会.
写真撮影:地球科学野外ゼミ会員