平塚市博物館公式ページ
3月に三浦市三崎の城ヶ島にて相模湾沿岸ぐるっとひとまわりの旅を打ち上げた一行は、2014年度のテーマを「相模湾の漁業を学ぶ」とし、水産関係者からお話を聞いたり、港や船、漁具のようすを観察したりして各地の漁業の実態をじっくりと学ぶことにしました。昨年度までよりも歩く距離はぐっと短くし、その分、中身の濃い学習ができるように心がけていきます。第1回は、地元の平塚からスタート。漁業協同組合の方々をはじめ、時間を割いてお相手をしていただいた方々に感謝を申し上げます。
★行程:平塚駅-魚市場・須賀港~竜宮社~平塚新港~庄三郎丸~魚市場(昼食)~高甚商店~お阿弥陀様~海宝寺~長楽寺~三嶋神社~平塚駅 参加者16名
訪れた水曜日は魚市場の定休日。市役所農水産課の磯崎さんにご説明をいただく。その概要は次のとおり。 |
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▲魚市場にて説明を聞く | ||
平塚市の漁港には昭和26年に完成した須賀港と、平成12年に完成した平塚新港とがある。現在、主要な漁船は新港に停泊され、須賀港は台風時の避難港などとして併用されている。新港では、平塚市漁業協同組合の舩山さんに、漁業の現況や新港の設備などについてお話をうかがった。 |
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▲平塚新港の荷捌場で説明を聞く | ▲定置網で捕れた魚を選別する台 | |
▲定置網漁船 網を巻くためのローラーや、網の中の魚を運ぶクレーンが付いている。 (左)川長三晃丸、(右)日海丸 |
▲遊漁船 浅八丸 | |
▲定置網の網 網の目に海藻などが付着すると波の抵抗を受けやすくなるため、ときどき網を引き上げて洗う。午前中には網の補修作業も行われる。 | ▲シラス船曳網の網 佳栄丸にて。あいにくシラス船曳網の加工屋さんは3軒とも、県のシラス船曳網漁業連絡協議会の会合のためお休みでした。一同残念。 | |
平塚市漁業協同組合長の後藤勇さん(庄三郎丸)にお話をうかがう。魚の習性、海の環境変化、これからの都市型漁業のあり方についてなど興味の尽きない話題が満載でした。ここにいくつか紹介させてもらいます。 |
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▲庄三郎丸にて漁業協同組合長のお話を聞く | ||
千石河岸の干物屋さん、高甚商店にて店主の高橋裕さんにお話をうかがった。 |
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▲本日の釣果 大きなシイラが釣れた。庄三郎丸にて。 |
▲高甚商店にて 燻し蒸籠を前に、店主の高橋さんと。 |
★次回:2014年7月16日(水) 「相模湾の民俗29 大磯の漁業を学ぶ」
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