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強風の一日でしたが、秋晴れに恵まれ海岸美を満喫できました。日本有数の遠洋漁業基地である三崎。その三崎では赤い鳥居の竜宮社をたくさん見かけました。海へよせる漁師さんの信仰の篤さがうかがえました。三崎下町では、石造りの蔵を残すお店や狭い路地裏にぎっちりと集まった家々のたたずまいがなんとも好ましく、しみじみとしたまちあるきを楽しめました。足かけ5年をかけた「相模湾の民俗探訪」もいよいよ終点がみえてきました。次回は1月15日に国指定重要無形民俗文化財「チャッキラコ」を見学し、3月に最終目的地である城ヶ島を訪ねる予定です。
★行程:三崎口駅-栄町バス停~諸磯神明社~海外漁港~歌舞島公園(昼食)~二町谷神明社~三崎水産物地方卸売市場~西ノ浜地蔵堂~海南神社~本宮神社~三崎港バス停-三崎口駅 参加者14名
▲浜諸磯の馬頭観音 これは珍しい。馬と観音さんが別々に彫られている。 |
▲浜諸磯の神明社 諸磯の鎮守。紀州の漁師が移住し神明社をまつったという。 | ▲諸磯漁港の漁具 サザエをとるフシや海藻をとるカマなど覗突漁の道具。 |
▲諸磯漁港にて 諸磯湾をバックに。 |
▲諸磯漁港の漁船 覗突の道具をのせた漁船。木造船にFRPが貼られている。 | ▲海外漁港の竜宮様 |
▲海外漁港の石黒造船 造船中?の漁船は、平塚港の「第三 庄治郎丸」です。 | ▲二町谷の竜宮様 | ▲白石の竜宮様 |
▲歌舞島公園の魚籃観音 魚族の供養と海上安全を願い、漁業関係者により建立されたという。 |
▲意味ありげな鳥居 二町谷神明社入口付近の小さな木製鳥居。立ちション防止?それにしては湯呑茶碗が気にかかる。 |
▲二町谷の地蔵 小さな石地蔵がたくさんまつられている。鈴緒、旗、千羽鶴などの奉納物も多数。どんな信仰が寄せられているのか気にかかる。 |
▲三崎水産物地方卸売市場 この場所で毎朝1,000本近くのマグロが競りにかけられる。 | ▲西野の竜王様 |
▲西ノ浜地蔵の石仏 右端の石塔は天保5年(1834)造立の「くじら塚」。 |
▲西ノ浜地蔵近くの祠 竜宮様だろうか?三崎港を見下ろす位置に立つ。 |
▲海南神社の狛犬 天保年間に三崎の石工と江戸小石川の細工人によって造られた狛犬。 | ▲海南神社 三浦総鎮守。社殿に掛けられたたくさんの鈴緒は三崎周辺の神社の特徴。 |
▲本瑞寺の墓所 家々の墓石ごとに石灯籠が立てられるのも三浦市の特色。 | ▲本宮神社 貞観6年(864)に漂着した藤原資盈公を祀る、海南神社の本宮。 | ▲三崎港の竜宮様 |
★次回:2014年1月15日(水) 「チャッキラコ見学」
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