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秋期特別展  掘り起こされた平塚3

遺跡が語る地域の歴史

・会期:平成16年10月2日(土)~11月7日(日)
・博物館特別展示室(入場無料)


 明治31年(1898)年の万田八重窪横穴群の調査以来、現在まで約593地点の遺跡発掘調査が実施され、ふるさとの地、平塚の歴史が明らかにされつつあります。今回の「掘り起こされた平塚3」は前回の平成6年度に実施された「掘り起こされた平塚Ⅱ」から10年が経過しています。その間の遺跡調査は68遺跡141地点で実施され、多くの成果を上げていますが、公開された遺跡はわずかなものです。
 今回は未発表のものを含め多くの遺跡を紹介します。未発表の遺跡を多く紹介した理由には、できるだけ多くの遺跡を何らかの形で、地域に還元したいと考えたからです。遺跡は地域の文化遺産です。この文化遺産を地域の人が守り、育て、継承することが、その地域に生きている人々の役割かと考えています。そのためにも、博物館がなすべきことは、情報をできるだけ多く収集し、正確な情報を提供することだと考えています。その上で、地域の歴史を再評価・再発見できる方向性を育てることだと考えています。 
 この展示会を通して、地域の歴史に愛着と誇りを感じていただき、自らの手で地域の歴史を再評価していただけたらと思います。歴史の見方も、視点を変えてみると新たな発見につながるものと思います。

■開館時間:9時~17時(ただし、金曜日は19時まで)
■休館日  :月曜日
■展示構成:1相模国府関連遺跡群、湘南新道関連遺跡群 
         2真田・北金目遺跡群
         3台地の遺跡
         4低地の遺跡
         5刊行物一覧
■出品遺跡:坪ノ内遺跡、六ノ域遺跡、稲荷前A遺跡、七ノ域遺跡、稲荷前B遺跡、山王B遺跡、構之内遺跡、神明久保遺跡、湘南新道関連遺跡群、真田・北金目遺跡群、原口遺跡、王子ノ台遺跡、根坂間横穴墓、山王久保遺跡、沢狭遺跡、西之谷戸遺跡、内沢遺跡、中谷津横穴墓、御殿B遺跡、根岸B遺跡他(約40遺跡)
■資料借用先
(財)かながわ考古学財団、鎌倉市遺跡調査会、真田・北金目遺跡調査会、西相文化財研究所、専修大学、 ◎玉川文化財研究所、東海大学校地内遺跡調査団、(株)日本窯業史研究所、平塚市遺跡調査会 (50音順・敬称略、◎写真提供)
■展示解説
  日 時:11月6日(土)の10時~11時30分

特別展図録 「遺跡が語る地域の歴史」 
    博物館受付にて1000円で発売中

発掘調査から見た平塚の特質
秋期特別展の展示風景
掘り起こされた平塚Ⅲ

鍛冶工房資料 原口遺跡出土遺物
神明久保遺跡台9地点 鍛冶工房関連資料
 (財) かながわ考古学財団所蔵
原口遺跡出土遺物
 (財)かながわ考古学財団所蔵


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