掘り起こされた平塚Ⅲ
明治31年(1898)年の万田八重窪横穴群の調査以来、現在まで約593地点の遺跡発掘調査が実施され、ふるさとの地、平塚の歴史が明らかにされつつあります。今回の「掘り起こされた平塚Ⅲ」は前回の平成6年度に実施された「掘り起こされた平塚Ⅱ」から10年が経過しています。その間の遺跡調査は68遺跡141地点で実施され、多くの成果を上げていますが、公開された遺跡はわずかなものです。今回は未発表のものを含め多くの遺跡を紹介します。
この展示会を通して、埋蔵文化財の啓蒙を推進するとともに、多くの方々が、ふるさと平塚に愛着と誇りを持っていただけたらと思います。
■開館時間:9時~17時(ただし、金曜日は19時まで)
■休館日 :月曜日(ただし、10月11日は開館で、12日が休館)
■展示構成:Ⅰ-1相模国府関連遺跡群、
Ⅰ-2湘南新道関連遺跡群
Ⅱ真田・北金目遺跡群
Ⅲ台地の遺跡
Ⅳ低地の遺跡
Ⅴ刊行物一覧
■出品遺跡:坪ノ内遺跡、六ノ域遺跡、稲荷前A遺跡、七ノ域遺跡、稲荷前B遺跡、山王B遺跡、構之内遺跡、神明久保遺跡、湘南新道関連遺跡群、真田・北金目遺跡群、原口遺跡、王子ノ台遺跡、根坂間横穴墓、山王久保遺跡、沢狭遺跡、西之谷戸遺跡、内沢遺跡、中谷津横穴墓、御殿B遺跡、根岸B遺跡他(約40遺跡)
■特別展関連事業
「地域の歴史を知る」:遺跡発表会・記念講演会・ミニシンポジウムの三部構成。
日 時:10月17日(日) 10時~16時30分
場 所:平塚市中央公民館 小ホール
●一部 遺跡発表会
時間:午後10時~12時15分
発表:湘南新道関連遺跡群、真田・北金目遺跡群、西之谷戸B遺跡、東中原E遺跡
●二部 記念講演会
時間:午後1時15分~2時45分
講師:鈴木靖民氏(國學院大學)
仮題「古代の相模国」
●三部 ミニシンポジウム「相模国の地方官衙の現状と課題」
時間:午後3時~4時30分
パネラー:鈴木靖民氏、荒井秀規氏、河合英夫氏、大村浩司氏、明石 新
司会:大上周三氏
□自由参加 定員 250名
□参加費 無料。