タンポポに来る虫たち (2005.4)
物子「タンポポも野道の花よね。」
博「里山の野道にはカントウタンポポが多いんでしょ。前に教えてもらったよね。」
探偵「『自然探偵とタンポポ調べ』の時だね。博君の言う通り、里山の野道や土手にはカントウタンポポが多い。昔から自然のようすが変わっていない証拠だ。」
博「ぼくたちの住んでいるあたりはセイヨウタンポポとかアカミタンポポとか外国の種類ばかりでつまんないな。」
物子「それだけ都会だっていうことじゃない。」
探偵「ところで、カントウタンポポを観察していると、いろいろな虫がやって来る。何種類くらい見つかるか調べてみるといいよ。」
ベニシジミ | モモブトカミキリモドキ(メス) | ヤブキリ(幼虫) |
博「この虫たちはタンポポの花になぜ来ているんだろう。」
物子「蜜(みつ)を吸いに来てるのに決まっているじゃない。」
探偵「そうとばかりは限らない。もちろん、ベニシジミのようなチョウは蜜を吸いに来ているんだけどね、モモブトカミキリモドキは花粉を食べに来ているし、ヤブキリの幼虫は花びらを食べているよ。」
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