海面に浮かぶヒレアシシギ (2004.5)
物子「今度は、私が見つけたわよ。あそこに浮かんでいる小さな鳥は何?」
探偵「よく見つけたね。二人とも、なかなかやるな。あれはアカエリヒレアシシギといって、シギのなかまだ。」
博「なんか、くるくる回っているみたい。」
探偵「そうだね、ヒレアシシギのなかまは、海面をくるくる回って水の流れをおこし、海面に浮かび上がってくるプランクトンをついばんで食べるんだ。」
物子「この鳥も海でないと見られないの?」
探偵「時々、田んぼなんかに来ることもあるけどね、やっぱり海上で見ることが多いよ。特に、潮目(しおめ)といって海の流れがぶつかって流れ藻(ながれも)なんかがよく浮かんでいるあたりに多い。」
博「見られる季節はいつ?」
探偵「ハシボソミズナギドリと同じように渡り鳥だけど、アカエリヒレアシシギの場合は、春だけでなく秋にもよく見つかるよ。」
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