木の上にいる鳴く虫(2007.10)
茶色をした小さなコオロギ類で、一生、 樹上で生活している。オスは短い翅を 持ち、チッチッ・・と規則的な小さな声 で鳴く。メスには翅がない。 市街地の生垣などでもよく声が聞かれ、 平塚の調査では全域から記録された。 (写真撮影/小杉正則氏) |
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緑色をしたマツムシのなかまで、中国原産 の外来種。明治時代に日本に持ち込まれ たが、特に戦後は東京を中心に非常に増 え、現在では市街地の街路樹、庭木だけ でなく公園の樹木や雑木林などでももっと も数の多い鳴く虫になっている。リーリー リーーイリーーイなどと鳴き続ける。 (写真撮影/小杉正則氏) |
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大型のキリギリス類で、6月頃から木の 上でジリジリジリ・・と鳴き続ける。平塚 では、丘陵地には広く見られたが、市街 地には少なく、川の土手沿いだけで記録 された。成虫は樹上でよく見られるが、 土の中に産卵し、幼虫は草むらですごす。 |