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自然探偵と草木染め<タイトル> 平塚市博物館公式ページ

自然探偵シルエット    自然探偵と草木染め(くさきぞめ)

草木で染めたウール
草木で染めたウール (2006.11)
(岩上洋子氏製作)


博「ねえ、探偵。お母さんに聞いたんだけど、草や木の葉っぱで染め物(そめもの)ができるってほんとなの。」
物子「ほんとならステキよね。アサガオの青い色で染めたら楽しいな。葉っぱの緑色もいいかもね。」
探偵「草や木でする染め物のことを草木染めと呼ぶ。いろいろな植物を使って、いろいろな色に染めることができるよ。ただし、物子ちゃんの考えたように、花や葉の色がそのまま染められるわけではないんだ。」
物子「どうしてなの。アサガオで色水を作って、それで布を染めればよさそうだけど。」
探偵「花や葉の色を作っている色素は、どれも水に溶ける性質を持っている。だから布を染めても、水で洗えば落ちてしまうから実用にはならないんだ。それに、そうした色素は日にあてたるとすぐに色がさめてしまうしね。」
博「じゃあ、どういう色素を使うの?」
探偵「植物の中にかくれている成分といったらいいかな、葉や茎の煮汁(にじる)の中に入っている色素を使うのさ。さらに媒染(ばいせん)といって、色素を水に溶けないように化学変化(かがくへんか)させて色持ちをよくするんだ。」
物子「なんだか、難しそうね。」
博「実験してみるのは無理かな?」
探偵「そんなことはないよ。ためしにやってみるくらいなら簡単だから、身近な植物でやってみたら。」

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