泥の中の動物たち (2005.3)
河口干潟に多かったヤマトオサガニ | ゴカイのなかま |
博「干潟には、どうして鳥がたくさん集まったんだろう。」
物子「それは、餌がたくさんあるっていうことじゃないの。」
探偵「物子ちゃんの言うとおりだね。干潟の泥の中には、有機物(ゆうきぶつ)がたくさん含まれているから、それを食べて生活しているカニのなかまとか、ゴカイのなかまとかがたくさんすんでいる。それを餌にする水鳥も集まって来るというわけだ。」
博「どのくらいの数の動物が見られたの?」
探偵「今から35年くらい前に、博物館で東邦大学の秋山章男先生にお願いして調べて頂いたことがあるんだ。その時の結果が図にまとめてあるよ。この頃は、1平方メートルの泥の中にゴカイだけで600匹もいたんだね。」
(秋山章男,1977.「自然と文化」1号による)
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