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羽はいつ抜ける (2001.2)
鳥の羽が落ちている原因にはいろいろなケースがあります。たくさんの羽がまとまって落ちている時は、タカなどに襲われて、羽をむしられたことが多いでしょう(→飛び散った羽毛)。
一方、1枚だけの羽が落ちていた時は、自然に抜けかわった場合が多いと思われます。そうした場合には、写真のカラスの羽のように、軸が付け根まできれいに残っています。タカに襲われた場合には、少なくとも一部の羽の軸が引きちぎられたようになっています。
どんな鳥も少なくとも1年に1回は、全身の羽が抜けかわって新しくなります。それを換羽(かんう)と言います。多くの陸の鳥では、換羽は夏から初秋にかけて起こります。また、大型の鳥の中には、換羽に数年を要するものもいます。
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