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飛び散った羽毛 (2001.2)

一面に散乱したキジバトの羽毛 谷戸の田んぼを歩いていたら、あぜ道一面に羽が散らばっている所にでくわしました。いったいどんな事件が起こった跡なのでしょう?これこそ自然探偵の出番です。
 「羽の中に、茶色いふちどりがあるものがあるね。これはキジバトの羽の特徴だ。白くふわっとした羽が多いのもハトの仲間だということを示している。これだけたくさんの羽がまとまって落ちているから、自然に抜けたのではもちろんない。何者かに襲われた跡だ。ここにあるのは羽ばっかりで、肉や骨がないね。おそらく、タカのなかまがキジバトをとらえて、ここで羽をむしったんだろう。体はどこかへ運んで食べたんだと思うよ。」
 探偵の話を聞いていると、何時間かあるいは何日か前、この場所でそんな事件があったことが、なまなましく想像できるのでした。

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