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自然探偵と動物の日なたぼっこ 平塚市博物館公式ページ


鳥の日なたぼっこ (2003.11)

羽を干すカワウ 羽を広げて日光浴をするアオサギ
カワウ(平田寛重氏撮影) アオサギ(平田寛重氏撮影)


物子「カワウが羽を広げているのはよく見るわね。」
博「日なたぼっこというより、羽を干している感じがするね。」
探偵「なかなかするどい観察をしているね。博君の言う通り、カワウやウミウの場合は、日なたぼっこに特別の意味がある。ウのなかまは、水にもぐるのが得意なんだけど、深くもぐれるように羽が水をはじかないようになっているんだ。水をはじくと、体が浮きやすくなってしまうからね。そこで、水から出た時に羽を広げて干さないといけない。ぬれたままでは、体が冷えてしまうからね。」
物子「アオサギが変なかっこうをしているのも同じ理由なの?」
探偵「アオサギの羽は水をはじくから、ウとはちがうね。他の鳥でも日なたぼっこをしていることがあるけど、羽を日光にあてて消毒するような意味があるらしいよ。」
博「動物の日なたぼっこは体温を上げるためだけじゃないんだね。」

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