自然探偵と動物の日なたぼっこ (2003.11)
小春日和が似合うサザンカの花 |
博「今日は風がなくて暖かいね。」
探偵「今日みたいな日を小春日和(こはるびより)っていうんだよ。」
物子「変なの。秋なのに春っていうわけ。」
探偵「そう、秋から冬にかけてのポカポカ陽気のことをそう言うんだ。小春日和の日には、日なたぼっこをすると気持ちがいいね。」
物子「日なたぼっこって、おばあさんが縁側(えんがわ)でうつらうつらみたいなことでしょ。今時の小学生はしないわよ。」
博「ぼくは、日なたぼっこっていう言葉も初めて聞いた。」
探偵「そうなのか。君たちは日なたぼっこをしないのか。年の差を感じちゃうな。それはそうと、動物も日なたぼっこをするって知ってる?」
→ バッタの日なたぼっこ
→ チョウの日なたぼっこ
→ カメの日なたぼっこ
探偵「バッタとチョウとカメ、日なたぼっこの好きな動物にはどんな共通点があると思う?」
博「バッタは陸の動物で、カメは水中の動物か・・。共通点て言われてもなあ。」
物子「もしかして体温に関係ある?」
探偵「いい考えだね。動物には、僕たち人間のようにいつも同じ体温を持つ恒温動物(こうおんどうぶつ)と、気温によって体温が変わる変温動物(へんおんどうぶつ)がある。バッタ・チョウ・カメはどれも変温動物だ。体温をあげるために日なたぼっこをよくするのさ。」
物子「でも、水鳥も日なたぼっこをするって聞いたことがあるわ。鳥は恒温動物じゃないの?」
→ 鳥の日なたぼっこ
博「動物の日なたぼっこを見ていたら、ぼくも一度してみたくなっちゃった。」
探偵「それじゃあ、よさそうな日だまりを探しにいこうか。」
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