ドバトの行動/観察のポイント (2008.2)
探偵「ドバトは野鳥ではないとは言っても、身近にたくさんいる鳥だから、行動観察にはもってこいだ。じっくり見てみるといいよ。」
博「どんなことに目を向ければいいのかな?」
探偵「まず、何を食べているか観察してみてごらん。公園にいるドバトは、人のあげた豆なんかを食べているけど、河原や畑にいるハトは何を食べているんだろうね。水を飲むところも観察には面白い。ほかの鳥は、水を口に含むと、上を向いて飲み込むけど、ハトのなかまは下を向いたままゴクゴク飲めるんだよ。」
物子「私、へんな形をしたドバトを見たことがあるわ。地面に羽を広げたままうずくまっている感じだったの。」
探偵「それは、きっと日光浴だね。羽を開いて、日光にあてて寄生虫を追い払うんだ。」
博「ぼくも変わったシーンを見たよ。首をふくらませて、もう1羽の方に向かって歩いていくんだ。」
探偵「みんな、けっこうドバトの観察をしているね。博君の見たのはオスのドバトがメスにプロポーズしていた求愛(きゅうあい)のようすだね。首をふくらませている方は、クックークックーと鳴いていなかったかな。」
博「そこまでは、気がつかなかったな。今度は、そこに注目すればいいわけだね。」
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