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平塚の考古資料50選

34. 平安時代の高級食器(白釉緑彩皿

遺跡名 厚木道遺跡(平塚市中原上宿字厚木道)
大きさ 口径19 ㎝、高さ1.7 ㎝
年 代 平安時代(9 世紀後半)

厚木道遺跡第3 地点3 号竪穴住居跡は9 世紀後半の遺構と考えられ、土師器、須恵器、ロクロ土師器、灰釉陶器、緑釉陶器など多数の遺物が出土しましたが、そのなかに、白釉緑彩陶器の皿があります。この陶器は、白色の硬質の胎土に乳白色の釉薬が全体にかかり、内面には斑点状に緑釉が施されます。
白釉緑彩陶器は二彩陶器の一種です。二彩陶器とは二色の彩釉によって施釉された鉛釉陶器を意味しています。二彩陶器には正倉院陶器に代表されるものがありますが、白釉緑彩陶器はこれとは釉の施し方が異なり区別されます。また、白釉として明確に区別できない釉調のものも多く、これを緑釉陶器の一種として、白釉緑彩陶器という名称を用いない考え方もあります。
白釉緑彩陶器は武蔵国府、三重県斎宮跡、福岡県大宰府跡などから出土しています。本例も相模国府域ならではの出土遺物として注目されます。


白釉緑彩皿

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