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平塚の考古資料50選

29. 豪族が所有した馬具(鉄地金銅張馬具

遺跡名 高根横穴群(平塚市高根字殿上)
大きさ 雲珠 推定直径約8 ㎝
年 代 古墳時代後期(7 世紀前半)

銜の両端を飾る「鏡板」と、胸繋・尻繋や雲珠などから垂らす装飾品の「杏葉」は、通常同じ意匠でそろえられます。花形の意匠は7 世紀前半に、仏教文化の影響を受けて創出されます。「雲珠」は尻繋が交差する部分に取り付ける金具で、本資料は推定直径約8 ㎝の半球に8 方向の足を持ち、尻繋に鋲留めされます。残念ながら頂部の飾り鋲を欠損しています。
古墳時代後期に馬と馬具が普及すると、大きな権力をもつ首長はより優美な馬具を所有します。金銅張の馬具もその一つです。一方、7 世紀代の馬具の出土量を見ると、それ以前とは異なり、東日本が西日本を凌駕するようになりますが、これは大和政権の軍事的基盤として東国の軍事力が増強されたことに起因すると考えられます。この馬具を所有した人物も、現在の平塚・大磯地域の有力者として兵士を統率していたのでしょう。


鉄地金銅張馬具

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