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平塚の考古資料50選

24. 墓に分割埋納された土器(三連小型台付甕

遺跡名 御所ヶ谷遺跡(平塚市岡崎字御所ヶ谷)
大きさ 口径7.9 ㎝、現存高6.3 ㎝
年 代 古墳時代前期(4 世紀)

昭和54 年の調査で、通称「御所塚」と呼ばれていた塚は、古墳時代前期の円墳であることがわかりました。円墳は墳丘径約30m、周湟を含めた外径は50mと大型円墳になります。この大型円墳より先に造られた円形周溝墓から三連小型台付甕が出土しました。円形周溝墓は径約26 mで北側にブリッジを持ち東側は大型円墳と重なっていましたが、周溝の底部が残されていました。
三連小型台付甕は円形周溝墓の南西部と南東部の2 か所から破片で出土し接合しました。三連小型台付甕の口辺断面はS字状で、胴体部は算盤玉状、脚台部はハの字形に開き下半部は欠けていました。円形周溝墓に分割埋納されていたことは、この珍しい土器と被葬者との間に何か深い関係を想像させてくれます。被葬者に対する最高の敬意を表す意味において、この人物の葬送に副えた土器と考えられ、副葬品としての土器には、しばしばこれを割って埋納する例が少なくありません。


三連小型台付壺

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