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平塚の考古資料50選

16. お墓に供献された土器(底部穿孔土器) 

遺跡名 王子ノ台遺跡(平塚市北金目字王子ノ台)
大きさ 口径24.4 ㎝、高さ38 ㎝
年代 弥生時代後期(3 世紀)

長辺約13 m、短辺約11 mを測るYK 1 号方形周溝墓から出土した弥生時代後期の壺形土器です。胴部は丁寧に磨かれており、全面に赤彩が施されています。胴部の縄文帯に見られる2 条のS字結節は、東京湾岸周辺部に分布する弥生時代後期の土器の特徴をよく表しています。
方形周溝墓とは弥生時代から古墳時代まで続く墳墓形態の一つで、主体部となる墓壙の周囲に方形の溝(周溝)がめぐり、数基から数十基が群集します。関東地方の方形周溝墓は、普通、主体部が一つですが、周溝内で埋葬を行った可能性もあります。特に周溝内からは壺形土器を中心とする土器が多く出土しており、相模地域では周溝内出土土器の大半が、底部に孔があけられている底部穿孔土器であることから、被葬者を埋葬する際、あるいはその後に何らかの祭祀が行われていたと考えられています。この壺形土器の底部にも穿孔を観察することができます。

底部穿孔土器


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