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金星、明けの明星に（2006年1月23日撮影）

金星（2006年1月23日6時19分 撮影地：中郡二宮町）

「突然」と言ってもよいでしょう。
年末、夕方、それも反対の西の空に光り輝いていた金星が
明け方の南東の空に現われました。

写真は、筆者の自宅近くで撮影しました。
谷越しに見える雑木林のすぐ上で、
金星はもう明るくはっきりと輝いていました。

　「内合」から10日
　太陽からの離角約16°
　日の出時の高度は13°
　太陽の手前を通過する金星は
　消えるのも現われるのもすばやく感じられます。

手前の谷は以前
春はチガヤ、秋にはススキが
いっぱいの光を穂に集め
わが家の人々は「金の草原」と呼んでいました。
昨年、そこは住宅地に変わりました。

あの日、草たちが集めた光を
今朝の空が吸い上げて
林のむこうに置いたのでしょう。

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