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金星初見（2008年9月3日）

まっていたのに
ちっとも晴れてくれない　夏でした

金星が外合になり　夕方側に来たのは
もう３か月も前の　６月です
ようやく
その姿を見ました

　もっとも　内合のときにくらべて
　外合後の金星はなかなか太陽から離れず
　見えにくいものです
　しかも今回北半球では、金星が南に離れるパターンで
　高度のほうは上がらないという条件が重なりました

ほとんど横向きの細い月が　左にならび
南に低い木星まで
秋の夕方　西の空　太陽系の人々の軌道は
みんな　ゆったり寝そべっているのです
はるかに広がる惑星軌道平面を想像したとき
不謹慎にも
涅槃図を思い出しました

それは　少し幸せな
夕暮の景色でした

月　2008年9月3日　すぐ下に湘南平（平塚市博物館屋上より）

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