太陽と幻日(走る東海道線上り通勤電車、海側車窓から)‥電柱は主役ではありません
2015年4月18日7時43分 OLYMPUS XZ-1 焦点距離6mm ISO100 F5 1/1250秒露出
窓の中をときどき バキッ と柱が通ります
ほとんどのひとが 携帯端末にうつむく中
大磯駅手前から レールはわずか左を向いて
左側の幻日も 窓の中に入ってきました。
幻日は、空中の氷晶が生む まぼろしのひかりです
天文・気象条件がそろうとき
太陽の両側 22度前後にあらわれ 消えます。
無数の氷晶を通る光が 屈折し 色が分かれ
くるくる きらきら バレリーナのように踊る
そんな空のようすを 幻想させてくれました
コロナが日輪の翼なら
こちらはすきとおった羽虫の翅のように
幻日環の一部を広げていました
反対側の窓に丘陵の新緑がかがやき
太陽はもうすっかり高いので
うすい翅も 少々斜め上を向いています。