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太陽黒点の状況
当館開館以来の、太陽黒点観測値のグラフです(2007年12月までの分)。
太陽黒点の出現が衰えたまま、なかなか上昇に転じません。
太陽黒点の出現は11年前後の周期があります。
上のグラフでも、3つの山が読み取れます。
2007年はちょうどいちばん衰えるころでした。
2008年になり、兆しとなる高緯度黒点出現が報道されるなど、
そろそろ黒点数も増え始めるのでは、と
思われました。
ところが、
黒点数はなかなか増えないばかりか、無黒点の日ばかりめだち、
当博物館の観測でも、
1月 8/9
2月 11/12
3月 11/15
4月 7/10
5月 8/10
6月 3/6
7月 13/13
8月 10/10
と、観測日中に占める無黒点日の割合がまだ高いままです。
少し、不安になってきました。
来るべきものが、なかなか来ないと・・
だから、どうも待ち合わせは苦手なのです。
グラフにある3周期を比べても、
今回の極小期の活動は低調なものといえますが
それより、グラフからは直前の極大のがっかり度が目立ちますね。
いずれにせよ
SIDC(Solar Influences Data Analysis Center・太陽黒点データセンター)
が発表している過去の数値を見ると、
この程度のばらつきならば、まだ大事件というほどではなさそうです。
このあとの推移が注目されます。
黒点出現位置(緯度)を、時間を横軸にしてプロットしたもの。高緯度〜低緯度に推移し、ちょうちょに似た姿になるので蝶型図と呼ぶ
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