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彩雲(2004年12月7日)


彩雲(2004年12月7日 16時すぎ 平塚市博物館屋上より)
広角。写真中央からやや上の雲が複雑に色づいている
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 夕方、空に薄い雲がひろがりました。夕焼け雲なら赤く染まるだけですが、その日は雲の一部がピンクや薄緑色など、まるで水彩絵の具を流したように、いろいろな色に染まって見えました。
 これは「彩雲(さいうん)」と呼ばれるものです。
 太陽の光は、雲を作る水の粒の間を通過すると、粒のふちで回り込み、広がる波のような動きをします。そして、別の粒の間を通過してきた光の波と合成され、光のむらを作り出します。光のむらは、波長によって現われる場所が異なるので、雲に色のむらが現れるのです。
 彩雲は、夕方にかぎらず現れますが、太陽が高い日中は雲もまぶしくて、気づかれないことが多いようです。
 古来、彩雲は瑞兆(縁起のよいしるし)とされたようです。
 というわけで、2005年もよろしくお願いいたします。よい年でありますように。


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