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虹の楼閣(2012年7月25日)


虹
 
夕焼け
2012年7月25日 19時51分 平塚市博物館屋上


虹は、太陽の正反対の点をとりまく
半径約42度の円を描いて現れます。
太陽の光を、空の水滴が
内部で反射したものです。
日没は19時52分 つまり、この写真は、
ほぼ日没時刻に撮影しています。
(下の写真のように、すでに太陽は
 下部の雲に没していました)

とてつもなく 高い
大きな虹でした
地上は暮れても あの空には まだ
太陽の光がとどいているのでしょう
ただそれは、なないろ、というより
ピンクの虹でした。
夕陽と同じように、青い成分を失くした
ピンク色の光が
あの空に残っているのですね・・

虹の脚が消えているのは
その高さではもう、太陽が沈み
光が来なくなっているのでしょう
まさに
「更に上る 一層の楼」
虹の階段を上って行く 風流人を
胸に想い描きました。


<参考>
 鸛鵲楼に登る
白日 山に依って尽き
黄河 海に入って流る
千里の目を窮めんと欲し
更に上る 一層の楼
(唐・王之渙)




 

 

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