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光輪(2008年10月6日)
隣席で窓を指差す人に教えられ、ふと見ると
雲の上に虹色のリングが現われて
まるで影法師のように
ずっと飛行機を追いかけていました。
これは「光輪」と呼ばれるもので
雲の水滴に反射した太陽の光です。
水滴による反射光は
太陽の正反対に強い箇所があります
さらにそれを
無数の水滴という障害物が
曲げたり、色を分けるフィルターの働きをして
虹色の輪を見せる現象です。
現われる位置は
太陽の正反対になるので
飛行機と同じ速度で
雲を滑るように追いかけてきます。
ただし、自分の影は
他の人からも見えますし
おおぜいの人がいれば 人数分の影が現れますが
光輪はいつも ひとつしかありません。
光輪は 見る人の
それぞれの対日点に現われるので
厳密に言えば 別の人が見る光輪は
雲の別の位置にあるということになります。
(これは、ほんとうは虹にも言えることです)
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