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| 2007年10月29日19時12分 中郡二宮町 |
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| 同 19時26分（中望遠レンズ） |
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| ペルセウス座アルファ星付近の星群と彗星 20時12分（中望遠レンズ・トリミング） |
一躍話題になったホームズ彗星です。
写真は10月29日のもので
尾は見えず、形は何だか「◎」みたいです。
一見恒星と変わりませんが
双眼鏡では周囲ににじむような丸い光を帯び
望遠鏡では 中の濃い部分が、
最輝点から偏って広がっているのがわかりました。
移動は遅く、日ごとの位置変化は小さいので
11月上旬のうちは写真を参考に
双眼鏡で探すとよいでしょう。
国立天文台のページを見ると
だんだん広がりながら、
薄まりつつあるように見えます。
ところでこの写真は
望遠鏡や、
天体を追尾するための赤道儀を使わず
ただ、三脚とカメラで撮りました。
固定撮影法といいます。
何気なく撮った写真のようですが
実はこれで 結構構図を選んだり
タイミングをねらったりしています。
撮影地の公園の上には
私が帰宅するときに降りるバス停があり
今回は、停車中のバスを入れた構図をねらいました。
「いつもの星空」に
ぴったりのテーマでしょう？
おりしもバスが坂を上ってきたので
しめしめと思いレリーズを握り締め
カメラを覗いていると
バスは停車せず行ってしまいました・・
私が乗っていないから
降りる人がいなかったのです。
何だか、感心しました。
もうひとりの私がいて、
あのバスに乗っていたら・・
などと思いつつ、空に残った
はるかな彗星を
また見ました。