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双子のあたまを表わしているカストル、ポルックスの両星から少し離れて、仲良しの兄弟と遊ぶ友だちのような、微妙な距離です。
ここ数年、輝星の多い冬の星座たちの中をゆっくり通過してきた土星は、三角や四角の、星座探しのパターンを惑わす形をいろいろに作り出して、楽しませてくれました。
星座たちの人間関係に波紋を起しながら、そろそろ、そのにぎやかな場所ともお別れになります。
ちょうどいまは、カペラ（ぎょしゃ座）〜カストル〜ポルックス〜土星〜プロキオン（こいぬ座）〜シリウス（おおいぬ座）と続く星たちが、ゆるやかに手をつなぎオリオン座をつつむ大きな曲線を作って見えます。
■写真■
ふたご座と土星
（2004年10月24日 1時3分 静岡県函南町月光天文台で撮影）