平塚市博物館公式ページ
展示替えオープンの前夜でした。
退館した浜口学芸員から電話の知らせをもらい屋上に出てみると
高い月が光背のような輝きをまとっていました。
これは「光環」という現象です。
彩雲と同様に
大気中の水滴など微粒子が
月の光を回折させて見えるものです。
スギ花粉が原因になることもあるそうで
たしかに前日あたりからマスクをつけた方が巷に多く
この写真も、あまり、ありがたくないものかもしれません。
大きさの参考のため、同じレンズで月を撮影しておきました。
光環は、広い意味で「かさ」と呼ぶこともあるようですが
月暈(つきがさ)というのは、また異なる現象です。
月暈は、月から
てのひら1枚分くらい離れたところを
淡い光の環がとりまきます。
こちらは幻日などと同様に
氷の結晶がおこす屈折が原因となります。
下に写真を掲載しました(う〜ん、淡いけど、見えるかな?)。