平塚市博物館公式ページ
昼休みの終わり、階段の窓から外を眺めると
鮮やかな、水平の虹のような光が目に飛び込んできました。
全長50度くらいに渡る環水平アークでした。
20度くらいの高さで、両端を少し跳ねるように持ち上げ
ゆるやかな弧を描いていました。
12時45分ころに気づいてから
薄まりながらも、30分ほど見えていました。
環水平アークは、
鉛筆を薄く輪切りにしたような六角柱の氷晶が
上方からの太陽光に対し90°のプリズムのはたらきをして
光を屈折させたものです。
上記の氷晶の存在やその状態の他、
太陽高度が58°以上であることなど
いくつもの条件が重ならないと現れない
なかなか珍しい現象です。
2005年6月1日
平塚市博物館屋上より