<平塚海岸のウミガメ2008>

 2008年に確認されたアカウミガメの産卵巣は1か所(平塚市袖ヶ浜)です。
 波打ちぎわから離れた、比較的安全な場所に産卵していたため、移植は行いませんでした。
 平塚海岸でアカウミガメの産卵・ふ化が確認されたのは1996年以来12年ぶりのことです。


砂を掘る 卵の殻を並べたところ
砂を掘っているところ
卵(の殻)を数える
産卵巣調査の様子(2008年8月29日撮影)



≪平塚海岸におけるアカウミガメの産卵・ふ化の経過≫
産卵場所 袖ヶ浜
産卵日 6月7日
脱出日(推定) 8月17日
卵の総数 134個
脱出した子ガメ 102匹
脱出率 76.1%
詳細 6月17日に市民からの情報提供を受け産卵を確認。
8月17日に「子ガメが海に帰っていったと考えられる足跡(20本)を発見した」と連絡がありました。
この日の前後に脱出し、海に帰ったと考えられます。
8月29日に産卵巣の調査を行いました。


※平塚海岸のウミガメ調査は、新江ノ島水族館、国際生態学センター、 海洋生態学研究センターのウミガメ研究者と
神奈川県平塚土木事務所、 平塚市みどり公園・水辺課、平塚市博物館が協力して行っています。