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博物館日記
 2012年 5月
  
 ゴールデンウィークで幕をあけた5月。

 メディアにも金環日食のことが登場する回数が増え、博物館にも質問・問い合わせの嵐。日本全体が金環日食に踊らされているようでした。

 とはいえ、太陽や月は宇宙の法則に従ってただ動いているだけ。地球の上のひとつの小さな国の騒ぎを、どんなふうに見下ろしていたのでしょうか。もちろん金環日食はめずらしく貴重な現象ですが、空は晴れていればいつでも私たちの頭の上に広がっています。いつもの空やまわりの自然、人々の生活など、日常の風景にも一期一会があるはず。イベントのときだけでなく、ふだんから私たちの周囲すべてのものに注目してみてください。そこにも、きっと新しい発見・感動があるはずです。
  
5/21  平塚市内はあいにくの天気でしたが、雲間から金環日食を見られたところも多かったようです。 写真提供:田中 匠くん(花水小学校6年生) 
こどもフェスタ、にぎわいました! 
天気に恵まれ、屋上では太陽観察会。 むかしの子ども遊びは大人気!
キッチン火山実験、みんな真剣です。 石臼、うまくひけたかな?
ぶたいうらツアーでは普段入ることが
できないところへ潜入!
ぶたいうらツアーでは学芸員の作業部屋にも入りました。
金環日食 直前大騒動!
直前の土日のプラネタリウムは金環日食特別投影、
なんと一日8回もの投影を行いました。
寄贈品コーナーの展示前には質問コーナーが登場。
実演も交えながら日食の観察方法を紹介していました。
館内のいたるところに当日の晴天を祈って
てるてるぼうずが。
19日(土)には同じ時刻に観察会のリハーサルを行いました。
 
そして5月21日 金環日食当日…
 
朝からどんよりとした曇り空。
晴れ間を期待しますが…。
観察会開始直前、まさかの豪雨!
急いで望遠鏡にカバーをかけます。
晴れ間が出るまで、室内で観察方法の説明など。 気象衛星の画像で雲のようすをにらみつつ…
プラネタリウムではインターネット中継を
見守ります。
そして…晴れ間が…!?
見えた!!!!! (写真提供:原由美さん) 後半は日食プレートを使って見えるほど雲が薄くなりました。
市内各地からも観察成功の声が。
(写真提供:秋山昌俊さん)
木洩れ日もかすかに映りました。
日食だけではありません
展示ケースの中に本物の人が?? 節電のため展示ケース内の照明を換えていたところでした。
月末休館日には職員が救命法の講習を
受講しました。
今月の「塚田研究所」
 日食が終わってちょっと一息つきたいところ…。

 とはいえ、すぐに次の天文現象がやってきます。
 こちらは「金星の太陽面通過 肉眼+日食めがねで見えるかな?」装置の開発中。
 6月2日(土)~3日(日)の二日間だけ、3階展示室でお披露目します。
 

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