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馬入水辺の楽校生きもの調べの会(2005年12月)

平塚市博物館公式ページ

水辺の楽校の風車

<馬入水辺の楽校 生きもの調べの会>

2006.1.4 


●12月の活動   12月4日(日) くもりのち雨 
 さすがに12月ともなると、寒い日が多くなってきました。天気もあまりよくなかったので、
参加者が少ないのではないかと心配したのですが、普段通り20人ほどのメンバーが集まり、
楽しい会になりました。この日のメニューは「わらじボード」。虫たちが冬越しするための隠れ家づくりです。
石や倒木の下にはたくさんの虫がいますよね。同じような環境を人工的に作ってみようというわけです。
木の板を地面に置くだけなのですが、それでも厳しい冬の間、虫たちには快適な環境のようです。
以前設置したときには、たくさんのワラジムシが利用してくれました。それがわらじボードの名前の由来です。
去年も作ったのですが、持ち去られてしまったので、持ち去りにくいよう
今年は一回り大きなサイズにしました。春になるまで、この虫の家が無事でありますように。
終わりの方で少し雨が降ってきて濡れてしまいました。みんな風邪ひかなかったかな?


わらじボード作り

四角く切り取られた6種類の葉。これを使って班わけをする。

四角い葉を選ぶ参加者

四角く切られた葉。
同じ葉を持つ人同士が集まって、
6つの班を作ります。

どれにしよう・・・

自分の葉がどの植物のものか探す参加者

自分の葉とよく似た葉脈と色をした葉を見つけ見比べている

元の葉はどれだろう?
協力して探しています。

同じかな?

わらじボードに絵を描く1

わらじボードに絵を描く2

たくさんの虫が利用してくれることを願って、
わらじボードに絵を書いています。

次は何を描こうかな?

わらじボードに絵を描く3

落ち葉の上に設置されたわらじボード

ヌルデの葉の班はヌルデの絵。
班ごとに個性が光ります。

草はらに設置したところ。
場所は秘密です。
どんな虫が来てくれるかな。。。楽しみです。


冬の緑

冬のオドリコソウ

冬のオランダガラシ

オドリコソウ

オランダガラシ

冬のギシギシ

冬のセイヨウカラシナ

ギシギシ

セイヨウカラシナ

寒さにあたって枯れてきた草が多い中で、青々と元気に葉を広げている植物も少なくありません。
これらは、緑のままで冬を越し、春の訪れとともに花を咲かせます。


エノキの幹のジョロウグモの卵

エノキの幹にジョロウグモの卵の袋が見つかりました。けれど、役目をはたした親グモの姿はもう見られませんでした。


--おまけ--
 この日、水辺の学校に転がっているところを発見。バレーボールくらいの大きさがあります。これは一体なんでしょう?

<答え>
 オニフスベというキノコです。若いときは白い色をしています。めずらしいものではないのですが、あまりに大きいため、ときどき現れては人を驚かせます。スポンジのようにふわふわしていて、触るとたくさんの胞子を飛ばします。すべての胞子がキノコになったら、大変ですが、ほんの一部は来年大きなキノコになって、誰かを驚かすかもしれませんね。

オニフスベ



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