わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

漂着物を拾う会(2007年6月)

平塚市博物館公式ページ

虹ヶ浜から<2007年6月>

今月の虹ヶ浜(2007年6月9日)

拾ったゴミ
2007年6月9日の虹ヶ浜 ビーチクリーンデーへの参加 拾ったゴミ
6月は環境月間ということで、海岸清掃に参加しました。
右の写真がみんなで集めたゴミです。
人工のゴミが多いと悲しいですね。

<”は”で始まる3品>
鼻 花火 ハスの実
<鼻> <花火>
夏らしいですが・・・
<ハス>
ハス(スイレン)の実。
”ハチの巣”ではありません。

<ホンダワラの仲間>
よーく見るといろんなものが、付いています。
下で紹介している”ワレカラ”の仲間もいました。
流れ着いたホンダワラの1種 ホンダワラの1種 ホンダワラの1種に付いた魚の卵
流れ着いたホンダワラの1種 よく見てみると・・・ 魚の卵!

   
<コケムシ>
これでも動物です。小さな個虫が集まって大きな群体を作ります。
海ではよく見かける生きものなのですが、同定は難しいです。
たくさんうち上がったコケムシ コケムシの一種 コケムシの一種その2
たくさん打ちあがっていました。 こんな形のや・・・(↑が群体です) こんなのも・・・(↑も群体です)


<エボシガイ写真館>
いろんなものにくっついたエボシガイがたくさん打ちあがっていました。
エボシガイの付着しているものの多様性をお楽しみください。
エボシガイ発泡スチロール エボシガイ空き瓶 エボシガイ木製品
発砲スチロール 空き瓶 木製品
エボシガイ木片 エボシガイ縄 エボシガイ木
木片
エボシガイプラスチック エボシガイ軽石 エボシガイトビの羽
プラスチック 軽石 トビの羽
エボシガイオオミズナギドリのくちばし エボシガイうき エボシガイとカルエボシ
オオミズナギドリのくちばし うき 拡大したエボシガイ(大)とカルエボシ(小)

新漂着物図鑑

新漂着物図鑑79
<アサヒキヌタレガイ>

3月10日の漂着物を拾う会のときに見つかりました。
虹ヶ浜では初記録です。
よく似た種類にキヌタレガイがありますが、
靱帯が殻の外に出ていること、
殻の後端が細くすぼまっていること、
前方に黄褐色の筋が見られることから、
アサヒキヌタレガイであると判断しました。
アサヒキヌタレガイは北海道南部から九州までの
潮間帯から水深20mまでの砂泥底に生息しています。
見つかったものは、1.3cmでしたが、
2cmほどにまで成長するようです。
参考文献: 『日本近海産貝類図鑑』奥谷喬司編著 東海大学出版会(2000年)

キヌタレガイイラスト

新漂着物図鑑

新漂着物図鑑80
<ワレカラの一種>

 5月12日に流れ着いたノコギリモクなどの海藻に付着していました。
海藻を拾ったばかりの時はまだ生きていました。
この聞きなれない名前の生き物はエビやカニの仲間です。
ダンゴムシに近い仲間で、雌はお腹に卵・幼生を保育する“ふくろ(育房)”を持ちます。
幼生は成体に近い形まで生育してから、“ふくろ”を離れます。
大きさは大きくても2cmほどで、海藻の間に隠れて目立ちませんが、
種数も個体数も少なくありません。海藻を見つけたら、探してみましょう。
参考文献:『原色検索日本海岸動物図鑑II』西村三郎編著 保育社(1995年)
ワレカライラスト


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