わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

漂着物を拾う会(2006年7月)

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虹ヶ浜から<2006年7月>

今月の虹ヶ浜(2006年7月8日)

川から来たゴミ アンケート
虹ヶ浜全景 川から来たゴミ アンケート調査
この日は沖縄に居る台風3号の影響か、波が高く荒れた海でした。
梅雨による増水のためか、多くの“ゴミ”が川から流れ着いていました。
枯れ草やペットボトルなどは多いのですが、動物などはあまり見つからず・・・

東海大の学生さんから環境教育のアンケートがありました。

今回の漂着物いろいろ
ウキクサ 千羽鶴 オニグルミ・カキ・ナシの実
<ウキクサ>
水田に多い水草。
たくさん流れ着きそうなものなのですが、
今まであまり気づきませんでした。
<千羽鶴>
 なぜか色とりどりの千羽鶴が
漂着していました。
<若い実>
 左からオニグルミ・カキ・ナシ
ナシは黒ずむのが特徴


カニ幼体 <カニの幼体>
上陸した直後のカニです。種類は??

新漂着物図鑑
ツツミガイイラスト 新漂着物図鑑68
ツツミガイ

4月8日の漂着物を拾う会に南那津子さんが持ってきてくれました。
お隣の大磯・照ヶ崎海岸で拾われたそうです。
このツツミガイは軟体部が大きく、殻におさまりきれません。
殻は軟体部に隠れて全てが見えていませんが、
上下に平たい巻貝です(右図)。
房総半島より西の細砂底に生息しています。
アメフラシイラスト 新漂着物図鑑69
アメフラシの一種

6月10日の漂着物を拾う会で山本さんが見つけました。
背中に薄い貝を背負ったこの生き物は、
アメフラシの仲間(おそらくアマクサアメフラシ)です。
頭部の前方に一対の「頭触手」が、その後方に1対の「触角」
を持ちます。この標本は背面が茶色い5cm程の個体ですが、
もしアマクサアメフラシだったら、
成長すれば20〜40cmくらいになります
(アマクサアメフラシの色は多様です)。
アメフラシの仲間の卵塊はウミソウメンと呼ばれます。


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