わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

漂着物を拾う会(2005年5月)

平塚市博物館公式ページ

虹ヶ浜から<2005年4月>

●今月の虹ヶ浜(2005年4月9日)

話しをされる石井忠先生

虹ヶ浜全景

石井忠先生

春霞(はるがすみ)の1日。拾う会に珍しいお客様が見えました。日本のビーチコーミングの
草分けで、現在漂着物学会の会長をされている福岡県の石井忠先生です。楽しいイラスト
入りのプリントで、玄界灘の漂着物の話しをして頂きました。同じ学会で事務局長をされて
いる、高知県の松本敏郎さんも同行され、私たちの活動を見ていただけました。 


ミズウオ

ミズウオ

 9日の朝、井川さんが茅ヶ崎海岸で発見し、
会に持ってきて下さいました。石井先生も初め
て見られたとのことで、思わぬ珍客にみんな大
興奮でした。ミズウオは、深海にすむ種類で、
相模湾と駿河湾では時々記録されています。
金原さんのお話しでは、目の前の物をなんでも
ぱくっと食べるので、胃の中身を調べることで、
深海にどのくらい人工物が入っているかを知る
ことができるそうです。
 それにしても鋭い歯を持っていますね。

ミズウオの頭


サクラの花びらとカバザクラの貝がら

マネキンの首

サクラの花びらと、カバザクラの貝がらを並べて
写真をとってみました。

マネキンの頭が流れ着いていました。シュールな
光景ですね。



漂着物図鑑
    
ヤマトカラッパのはさみ

 3月に会員の南さんが大磯港で拾われたものです。
刺し網にかかったもののようで、厳密な意味の漂着物
ではありませんが、なかなかみごとな物だったので紹
介することにしました。カラッパは大型のカニで、ペンチ
のようなはさみで巻貝のからをこわし、中身を食べてし
まうという力業を使います。
 カラッパは日本語ではなく、学名からきており、もとも
とはインドの地方語でヤシの実を表す言葉だそうです。

 

ヤマトカラッパのはさみ

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