わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

漂着物を拾う会(2004年5月)

平塚市博物館公式ページ

虹ヶ浜から<2004年5月>

●今月の虹ヶ浜(2004年5月9日)

こんな危険な漂着物も発見。

2004.年5月8日の虹ヶ浜

かみそりの歯

 少し雲が多いもののおだやかに晴れた1日。箱根はかすんで見えない。
ハマヒルガオが咲き始め、波打ち際には釣り人の姿が増えた。


●浜は花がいっぱいの季節

ハマヒルガオ

ハマエンドウ

シャリンバイ

砂浜にはピンクのハマヒルガオ

紫色のハマエンドウも・・

防砂柵の中には白いシャリンバイ


●同じ種類でも・・
海岸では、同じ種類のものをたくさん見つけることがあります。それらを並べてみると、色や形のちがいが
見つかります。動物でも植物でも、同じ種類の中に個体による差というものがあるのですね。

ダンベイキサゴ

オニグルミとヒメグルミ

色ちがいのダンベイキサゴ

形ちがいのオニグルミ(右のような形の
ものはヒメグルミと呼ばれる)



南風の日には

南風で波が高い浜

アサガオガイ

強い南風が吹いた5月13日

泡のいかだで浮かぶアサガオガイ

カツオノエボシ

ギンカクラゲ

カツオノエボシの浮き袋

ギンカクラゲ


●漂着物図鑑


カツオノカンムリ

   カツオノカンムリ

 会員の大野さんから不思議な形の漂着物
が届けられました。透明で、まるでプラスチッ
クのようなこの物体は、これでも立派な動物
で、カツオノカンムリというクラゲのなかまで
す。
 上の写真に示したカツオノエボシ・ギンカク
ラゲと同じように海面に浮かんで暮らすクラゲ
で、年輪のような模様のついた板の部分から、
青くて短いひも状の体がたくさんぶら下がって
いるようです。打ち上げられた状態では、その
部分はぐちゃぐちゃになっていて、形がよく分
かりません。
 このクラゲの見所は、三角形の透明な帆を持
っていることで、これで風を受けて海面を進むの
だそうです。  
 ところで、上の写真のアサガオガイや同じよう
に泡のいかだを作って海面に浮かぶルリガイ・
ヒメルリガイは、どれもこれらのクラゲをえさに
しています。海面でも、食べ食べられる生きもの
のつながりがいとなまれているのです。

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