平塚市博物館公式ページ
長井の小田和湾では海苔の養殖の様子が見られました。県内では数少ない海苔の産地で、かつては小田和湾一面に海苔の養殖が見られたとのことですが、現在は試験的に行っている程度のようです。ワカメの収穫期は3月15日までで、干している様子は少ししか見られませんでした。当日は時化のため漁船は出漁しておらず、長井の魚市場も閑散としておりました。長井漁協は、三崎港を抱える三浦漁協に次ぐ県下第二の水揚高を誇ります。魚種・漁法が多様なのも魅力です。次回が好天ならば再度魚市場をのぞかせてていただきたいと思います。長井港には生け簀がたくさん設置されており、これはカツオやヒラメの餌にするシコイワシの生け簀とのことでした。海を離れると台地に畑地が広がり、家族総出でキャベツの収穫に勤しむ様子が見られました。また、コース全体を通してこの日も庚申塔が多く、横須賀西海岸は庚申塔研究者にとって興味が尽きないエリアでしょう。
★行程:逗子駅-長坂バス停~〈荻野〉~〈太多和〉~〈林〉林八幡神社~〈長井〉富浦公園(昼食)~井尻漁港~第六天神社~長井漁港~不断寺~魚市場~長井小学校バス停-三崎口駅 参加者14名
▲庚申塔(荻野) 貞享3年造立の地蔵庚申など。 | ▲林八幡神社の庚申塔(林) | ▲富浦公園から海苔の養殖いかだ(長井大木根) |
▲井尻の竜宮社(長井井尻) | ▲井尻漁港(長井井尻) | ▲第六天神社の庚申塔(長井井尻) |
▲キャベツの収穫作業(長井大久保) | ▲庚申塔(長井大久保) | ▲長井漁港の竜宮社(長井) |
▲ヒラメやカツオの餌にするシコイワシの生け簀(長井) | ▲不断寺から長井漁港を見下ろす(長井) | ▲不断寺の庚申塔(長井) |
▲魚市場の竜宮社(長井) | ▲ワカメ干し(長井) |
★次回:2013年5月15日(水) 「相模湾の民俗 第21回」 長井小学校バス停~荒崎バス停
→ 民俗探訪会の目次へ
→ 平塚市博物館のトップへ
平塚市博物館 254-0041 神奈川県 平塚市 浅間町12-41
電話:0463‐33‐5111 Fax.0463-31-3949