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再び平塚駅を起点に東へ向かって海岸沿いに歩き出しました。柳島や南湖には八大龍王の石碑が多く、3ヵ所確認することができました。八大龍王とは仏法を守る八体の龍王のことで、海上の守護神・漁業の神として漁業関係者に祀られています。
★行程:平塚駅−柳島・八幡神社−柳島海岸(昼食)−柳島・厳島神社−茅ヶ崎海岸−茅ヶ崎市文化資料館−茅ヶ崎駅 参加者15名
▲柳島の八幡神社境内の庚申塔3基。向かって右の庚申塔は万治3年(1660)の造立で、ふっくらと彫られたお猿さんの形に特徴がある。このタイプの庚申塔は茅ヶ崎市浜之郷の龍前院の明暦3年(1657)の造立が最も古いことから石仏研究家の間で龍前院型と呼ばれている。平塚市にも数基あり、湘南地区にある古い庚申塔の典型のひとつである。 | ▲柳島海岸にある明治24年建立の八大龍王石祠。 |
◆柳島の厳島神社境内の「川崎大明神石碑」 厳島神社は弁天さんと通称されている。この境内に蛇を彫った写真の石碑がある。銘文は「〈正面〉白龍大明神 川崎大明神 青龍大明神 〈右面〉明治三十一年四月廿七日午前三時ノ出現 〈左面〉触光柔軟 弥陀佛二千玉」と彫られている。明治31年にこの蛇が出現して何らかの霊験を現したのだろうか。平塚でもシャチ神といって海蛇のようなものを信仰し漁師が祀る習俗があった。どんないわれがあるのか、興味をひかれる石碑である。 |
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▲茅ヶ崎漁港 | ▲茅ヶ崎海岸の八大龍王。向かって左の石碑は大正5年に大謀網の網主が建立。鰤網の盛んな頃が偲ばれる。 |
▲茅ヶ崎海岸の地曳網の船 | ▲地曳船傍の八大龍王神石碑(明治39年建立) |
★次回:2010年3月16日(水) 「相模湾の民俗 第11回」 茅ヶ崎駅〜辻堂駅
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